その場に座り込み、フェンスに寄りかかって膝に顔を埋める。
なーんか、眠くなってきた。どうしようかな、あとちょっとで授業始まるのに。
寝ちゃおうかなぁ?
うつらうつらとしていると、
ーギュッ
いきなり横から抱きしめられた。
あれまって、この服の匂いってあれだよね、奏の匂いだよね?
すると突然、「綾のばぁぁか」と耳元で囁かれた。
そこで私は一気に目が覚める。
覚めなきゃおかしい事態だ。
「な、なななななんでいるの?!」
ガバッと膝から顔を上げ、隣の奏を見つめた。
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