フェンスからグラウンドを眺めると、そこには THE☆青春 という名の部活をして、汗水を垂らしてる運動部の皆さんが目に入った。
いいなぁ〜。部活してたら、奏のこと忘れられるかなぁ〜?諦められるかなぁ〜?
まぁやらないけど。だって熱心にやってる人からしたら迷惑だもんね〜。

で・も!とりあえずは叫ばせて!!

フェンスに近づき、グラウンドに向かって叫んでみた。

「奏のばぁぁか!好きだわアホォォォ」

…………いざってなって恥ずかしくなったから、大声じゃなくて友達と話すくらいだけど。
うん、ちょっとスッキリしたかも。