遠くから声が聞こえる。 その声で目が覚めた。重たいまぶたをゆっくり開ける。 そこに映ったのは真っ白な天井とたくさんの点滴や太いチューブ管。 「ああ…!彩葉…!起きたのね……!」 涙でぐちゃぐちゃの顔のママ。 泣かないで…そう言いたいのに喉がカサカサで声が出ない。 ……いったいどれだけ寝てたのだろうか。