琴はどちらかというとキレイ系。





あねご肌で黒いツヤツヤのストレートをひとつにまとめている。





くっきりした目で誰もが思う美人ってヤツだ。正直羨ましい。





「琴、早すぎだよ。まだ6時だよ?」




重たい体を起こし、制服に着替える。





「いろはっ行くわよ!」





「学校いくのにどんだけ張り切ってるのよ」




苦笑いしながら窓の外にいる琴を見つめる。




「学校じゃないわよ!!」





……………はぁ?





なにいってるんだ。とうとう琴、壊れちゃったよ。





「海!海にいくの!!」





……………





海?今、何月だと思ってるんですか…………




そうおもいつつも準備を整え外にでる。




うわっ……風つめたっ。