「ねぇ本屋さん。」


「いい加減本屋さんって呼び方やめないか?」


「いちご飴。なんで特別なの?」


「。。。教えない。」


「。。。けーち。」


本屋さんは少し強く私を抱きしめた










「だけどいちご味は彼の中では特別でね。


いちご味は特別に大切な人に渡すって決めてるって


嬉しそうに話してたわ。


自分が1番好きな味は


自分が1番幸せにしたい人に渡すんだって。


いい歳してるのに可愛いことするわよね。」


fin.