もう…キレる。

別にいいや…

俺はリリーを守ると約束したから、

シュテルネン家がこの先…

潰れてしまうかもしれない。

それでも……いい。

リリーのためなら…。

__だから、リリーを守る。


「父さん…ごめん。…俺。」


俺は父さんの方を向いて、許可を得る。

SDM機関を敵にまわしていいか?と…。


「自由にやりなさい。何とかするからな。」

父さんは、 真剣な表情でいいと言ってくれた。

きっと、俺の言いたいことが分かったうえで

承諾したんだろう。


「…あぁ。ありがとう。父さん。」


これで、リリーを守る…

救う準備が出来た。