ここまでリヒト達を連れてきた
案内人の女性は扉をノックする。
「シュテルネン様がお見えになりました。」
と案内人の女性が言うと……
「入ってください。」と中から男の声がする。
その声が聞こえると案内人の女性は
扉を開け、リヒト達に入るよう促す。
部屋の中には二人の男性がいた。
一人はスーツを着込み、
デスクで何か書き物をしている
3.40代の紫の瞳に茶髪の男性。
もう一人は、正装をした、
白髪の老人だった。
リヒト達が入ると、
茶髪の男性は顔を上げて、
ニッコリを笑みを浮かべる。
その後、案内人の女性の方を向き、
「ありがとう。仕事に戻っていいよ。」と
指示を出した。
案内人の女性は一礼して、
扉を閉めて、受付へ戻っていく。

