その様子を見ていたルミエールが口を挟む。

「まだ、行くまでに時間があるし…

 二人でさっきに話の続きでも、

 したらいいんじゃない?」


ルミエールに続いて、

微笑みながら、ソラーレも言い始めた。


「そうね。今から夕食準備するから、

 それまでは部屋にいていいわよ。」


二人の言葉を聞くと、リヒトは頷いて

その場に立ち上がり、リリーの手を握る。

「リリー。行くぞ?」


リリーもリヒトに釣られて立ち上がると

リヒトの目を見て、コクンと頷いた。


そうして、リヒトとリリーは一度、

リヒトの部屋へと戻った。