「じゃあ、昨日俺が寝ている間に

 リリーに何をしたんだ?」


「ただ、リリーちゃんを起こして…。

 明日から、リヒトと同じ学校に通って?

 って、お願いしたのよ?」


「どうやって納得させたんだ?

 リリーに聞いても言わないからさ。」


リリーは赤面させて俯く。


「リリーがこんな反応するという事は、

 姉貴が変な事を吹き込んだだろ?」


「変な事って、

 私は別に何もやってないわよ?」


ニコッと微笑みながら言うルミエールに…


疑いの目を向け続けるリヒト。


「本当か?そうは見えないけどな。」