その後はというと…


みんな帰ってきて、

とりあえずリビングに集まった。


「それで…

 どうしてリリーを学園に行かせたんだ?

 しかも同じクラスの同じ苗字で。」


全員を眉間にシワを寄せ、腕を組み、

かなり怒った様子で見渡して言うリヒトに

みんなは少し青ざめる。


隣ではリリーもビクッとしている。


「で、どうしてこんな風にしたんだろうな?

 父さん?」

笑みを浮かべて言っているが、

かなり起こっていると伺える。


シオンは焦った様子で言い始めた。


「いや、ただなッ。リヒト。

 ルミエールの言葉に納得してやったんだ。

 でもな…俺が悪かった。謝る…。」


言い終わるとシオンは頭を下げた。