リヒトは、

リリーの顔を見つめていたが……


「やば…我慢できない。ごめん。」


と言うと…

軽くキスをして、唇を離すが…


今度は長くて深いキスをする。


「………リヒト君ッ。はぁはぁ。」


唇を離すとリリーはリヒトに、

もたれ掛かった。


それをリヒトは支える。


暫くすると…

リリーは顔を上げ、赤面させて、

プクッと頬を膨らませていた。


リヒトは、クスッと笑って

リリーの膨らませた頬を片手でプシューと潰す。


「可愛いけど…こんな顔でずっといると、

 本当にそういう顔になるぞ?」


リヒトはリリーに微笑みかけて言うと、

頭を撫で撫でした。