暫く…俯いて考えていた、

リリーはバッと顔を上げ、

ひらめいてすっきりした顔を見せた。


「ハッ…分かりました!!」


リリーのいきなりの明るく元気な様子に、

リヒトは少し驚いた。


「いきなり元気になったな…。」


「そうですか?

 あっ、それよりも溶けた謎ですよっ!」


リヒトの言葉に関心がないのか、

追求することなくどんどん話を進めていく。


「それよりも…ね…。」


リヒトは地味に少し傷つきながらも、

リリーの話を聞く。


「謎は、3つですね。

 ~1つ目はいつの間に溶けたのか?~

 ~2つ目は溶かした方法~

 ~3つ目は誰がそれをやったか?~

 です!」


数字を指で示しながら、

謎を挙げていくリリー。