そして、リリーは声を張って言ってくる。 「私はッ、リヒト君のためを思って 離れることを選んだんです。 リヒト君と離れて… 寂しい思いもしました。 でも、それは、 リヒト君が幸せでいて欲しいから…。 だから、ここにいるのは… リヒト君にかけた呪いを取るために 来たんです。これで、リヒト君は 普通の人間になれます。 長年に渡って生きるというのは 辛いことです。」 「俺は、そんな幸せは望んでない。」 「……えっ。」 俺は固まっているリリーの方へ …足を進めた。