「リリー…?」


リヒトが何故か我をいや…


私を悲しそうな目で見てきたような

…気がした。


気づいてしまったかもしれない。

私がまた孤独に戻ろうとしていることを…


「じゃあ…行ってきます。リヒト君。」


「絶対…戻ってこい…。」


「はい。…リヒト君。…ありがとう。 」


私の言葉を聞くとリヒトは目を見開いた。


私は空へと飛び立つ。


後ろからリヒト君の大きな声がする。




やっぱり…気づいちゃったかな…。