「いやッ、別にいいだろッ。」


「私の許可なく…リリーちゃんに……。

 許せないな。シュテルネン。」


「何でお前の許可が必要なんだよッ。」


リヒトが、そう叫ぶと…。


アウラは考える素振りをする。



その後

「リリーの保護者だからだ。」


真顔で言った。


「いやっ。絶対、お前おかしいだろっ!?」


「問答無用。」


「はっ…?いや、意味わかんないね。」


「意味が分からない?

 じゃあ、処刑だな。」


「そんなこと言われるようなことは

 やってねーけど。」


「やったでしょ?今。」


「ただお前の言っている意味が

 分からないと言っただけだろーが。」


「だからそれが処刑の理由だ。」


リヒトと、アウラの間には

火花がバチバチと散っている。