リリーはリヒトの腕の中で
静かになった…。
暫くすると……
「リ…ヒ……ト……?」
リヒトの顔を見上げる。
いつも通りのきょとんとした目を
リヒトに見せた。
「リリー……?」
リヒトは目を見開く。
リリーはリヒトの怪我の状態に気づくと、
「リヒトッ!?」と声を上げた。
「よかった…もう大丈夫だなッ……。」
リヒトは安心した笑みを見せるが、
すぐに顔を歪める。
「大丈夫かッ……
大丈夫ではないのッ。」
リリーは今にも泣きそうな顔で
リヒトを抱き返すと……。
「お願いじゃッ。治ってくれッ。」
と声を震わせて言う。
すると…リリーとリヒトから……
光が溢れ出した―――……。

