―精霊の祖の恋物語― 後編





「リヒトさんッ!?」

後ろからはユノやアウラ、

カルロの止める声が聞こえた。


「すみませんッ。」

そうリヒトは言うと…

リリーの元へダッシュした。


やはり、リヒトが向かってきたため、

リリーはリヒトに向かって火を放つ。


リヒトが走って行くところの所々は

黒くコンクリートが溶けていた。


リリーの攻撃をギリギリ避ける。


やっぱり、怪我のせいか…

体が思うように動かない。


リリーの攻撃がリヒトに擦れるたびに、

リヒトの怪我が酷くなる。出血の量も…。


そんなリヒトに対し、リリーは

「来るのではないッ。人間ッ。」と、

大きな声で叫ぶ。


それにリヒトは反抗する。

「だめだッ。

 もうッ、一人にはさせたくないッ。」


「黙れ…何を企んでおるんじゃッ。」


「何も企んでなんかねぇッ。

 目を覚ませッ!!リリー!!」