―精霊の祖の恋物語― 後編





攻撃と地面が衝突した瞬間ッ…。


ドドドッと衝撃音と地響きが起きて、

爆風で生徒たちや教師も暴風に

巻き込まれる。


リヒトは、飛ばされないよう伏せる。


直後、土埃で前が見えなかった

リヒトだったが、暫くすると……


前が見るようになり、リリーを見た。


リリーは漆黒に包まれていた―――…。

漆黒の髪に瞳。着物の装束だが真っ黒だ。


突っ立って剣のあった場所を

じっと見つめている。


剣は跡形もなく消えた。

リリーはそれを確認すると……。


別の方向を見た…

リリーの漆黒の目とリヒトの青い目が合う。


「……リリーッ…。」

リヒトがそう名前を呟くと…。


「……リ…リィ……?」

リリーは顔を歪めて頭を抱える。


リヒトはさっきから血が出ている

腹を抑えて、力を振り絞って立つ。

「悪い…。俺のせいだ…。」と呟いて…。