―精霊の祖の恋物語― 後編





気付けば、リヒトの数メートル離れた

木のところに悪魔がいて、こちらを

見ていた。


悪魔が寄りかかっている木は

折れ曲がって今にも倒れそうな状態。


その木の前の木々は悪魔が飛ばされた時に

当たったんだろう…バキッと折れている。


「グッ……第三位の神か……

 クソやろうッ…。」


そう言い捨てると…。


悪魔は神殺しの剣を落として倒れる。


顔を上げ、いつの間にか自身の前にいる

リリーを見た。


「それは…こちらのセリフじゃよ。

 愚か者めが…。」