―精霊の祖の恋物語― 後編





「分かりましたッ。」

ユノの言葉に頷くと、リヒトは急いで

青い目のままだが…

学園の人たちがいる後ろを振り向く。


リヒトの目を見た、学園の人や

アウラ、カルロは驚きで固まった。


そんな事を気にする余裕が

今のリヒトにはなく、大声で言った。

「カルロッ…ソッフィアータッ!!

 悪いんだが…アーテルに

 この状況の説明を頼むッ!!」


「はッ!?どう説明すんだよッ!?」

カルロが困った顔で大声で言った。


「取りあえずッ、逃げろとは言っとけ、

 まともに戦える相手じゃないってな。」

荒い息をしながらも苦しそうにリヒトは

カルロにそう言う。


「分かったわ。」

アウラが、代わりに頷くと、

通信機。電話を取り出した。


きっと…アーテルに掛けるんだろう。


リヒトがその様子を見て、

多少、ホッとしていると…。