“趣味が悪い。”
あの轟音が鳴り響いていたのを
聞いただけで……。
学園の周りがどういう状態だった
のかが、理解できる。
…いや、それ以上のことが起こっている
かもしれない。
それのさらに数倍と来たら…
そう考えるだけで嫌な汗が出てくる。
「半分…あれで……?」
ユノは顔を真っ青にしていた。
“やっぱり、状態は良くなかったんだ…”
と、苦しく思う。
特に、ここら辺…
中心都市が酷いんじゃないかと
考えるリヒト。
アーテルのSDM機関は何かしら対策を
とっているかもしれないが…
これは、能力者が
手に負える相手じゃないとリヒトは思う。

