―精霊の祖の恋物語― 後編





「油断したな……。」

リヒトは厳しそうな顔をして言ってると、

悪魔が不敵に微笑みながら言う。

「そう言ってると…

 俺じゃねぇ悪魔に殺られるぞ?」


リヒトはチッと舌打ちをつく。

「そんな簡単に殺られるかよッ…。」

リヒトがそう低い声で言った途端ッ…。

目の色が青色に変わり、

リヒトの周りにはゴーゴーと激しく吹雪が舞う。


「ふーん。ここから本気か……。」


リヒトは後ろから来る悪魔の方を向き、

手を差し向けると…

悪魔に向かって、激しい吹雪が吹き荒れた。


悪魔は吹雪に包まれると…一瞬で消え去った。