―精霊の祖の恋物語― 後編





そんな中でも、リヒトと悪魔は注目を受けていた。


こういった事が分かっているリヒトは

真剣な目を悪魔に向けて冷静に言った。

「そうだな…だが……

 弱音なんて言ってられない立場に

 あるだろ?俺…。」


リヒトのあっさりした受け答えに、

納得がいかない様子の悪魔。

「……ふーん。面白くない。

 全く…なんていう奴だよ。

 俺の一番苦手な野郎じゃん。」


「そうか?」

手を上げて、参ったといった顔を一度見せるが……

目が変わる…一瞬で。

「これは…完全に俺の読み違えだよ。

 てな訳で…本気で行かせてもらう。

 たとえ強くても…神殺しの剣には勝てないだろ?

 最高位序列第三位の神の守護者さん?」

悪魔は神殺しの剣を何処からか出して、

片手で持つ。