「ゔッ……。」 悪魔が顔を歪め、よろけて痛そうにした。 リヒトは冷たい目で見て、悪魔から離れる。 「さて…どうするんだ。」 リヒトの殴りがかなり効いたのか、 まだ顔を歪めて言った。 「お前…… 他人がどう見ているか…分かるか?」 先程まで、廊下側に背を向けていたリヒトだが、 今のちょっとした取っ組み合いで、リヒトの背中は 黒板の方に向いていて、横を見るとリリーや アウラ、カルロ、学園の人たちが見える。 その中には、 少し怯えているような人もいた。 それをリリーが必死に説得している。