―精霊の祖の恋物語― 後編





リヒトは相手の動きを読むため、集中する。

「俺は全然嬉しくないけどなッ。

 リリーの為とかじゃなければ確実に

 無視していたところをこうして無視しないで

 相手になってやろうとしてんだからなッ!!」


「それは…かなりムカつくね。

 まあいいや、神殺しの剣は

 使わないであげる。何となく。」

そう言うと、

神殺しの剣は悪魔の手から消えた。


「じゃあ…取り敢えず、

 まずはかなりムカついてるから

 鬱憤を晴らすために一発ッ。

 ……殺られてくんない?」

悪魔は素早くリヒトの腹に蹴りを

入れようと動く。


「格闘技かよッ。」と言いながら、

リヒトはスッと攻撃を避けて悪魔の懐に入り、

悪魔を拳で殴った。