―精霊の祖の恋物語― 後編





「別に俺は、今の自分のことが

 嫌いだとは思わない。」


「……まじかよ。…どうするかな。

 あっ、君よりも神さんの方を

 あれするかな。」

また不気味な笑みを浮かべる悪魔に、

リヒトは危険だと察知する。


「お前ッ。リリーに何をしようと

 してるんだっ!?」


「いや、ただ暴走を…。ってなわけで、

 君をクラスの皆に嫌われるように

 仕向けよう大作戦ッ!!」

おー。と声を出しながら腕を上げる。


「お主ッ。……まだ言うつもりか…。」

リリーは悪魔を鋭い目で睨んだ。


「それがどうしたの?

 皆にただ正直なことをお知らせ

 しようとしているだけじゃない?

 それの何が悪いの?どちらかというと…

 隠す方が悪いよね?」

にっこりと笑みを作っていう悪魔。


「外道がッ。リヒトの事は黙っておれッ。」

リリーは声を張り怒鳴った。