「おやおや、口調を変えたねー♪
面白ーい♪」
パチパチと拍手をしながら、
悪魔は言った。
「俺の質問に答えろ。」
リヒトは悪魔を鋭い目で睨む。
「質問に答えろって、
さっき言ったことだって。
君はとぼける気でいるのか…でも…。」
悪魔はニヤリと不気味に笑うと…。
「後ろの方たちー!僕の話聞いてたー!?
今の話は本当でーすッ!!
彼はもう殆どこっち側の人でーすッ!
人間とは言えないかな…?」
リヒト達の後方で先程から様子を
見ている学園の人たちに向かって
大声で悪魔が言う。
リヒトは無言で後ろを向くことなく、
悪魔を睨み続ける。

