―精霊の祖の恋物語― 後編





「まあねッ。」そう頷くと、

悪魔はリヒト達の向いた。


ニッと笑うと…。

「あー。君ね。最高位序列第三位の

 神様のお相手は♪

 ふ~ん。結構なお方で。

 それで、君は憎まないのかな♪」

ニッコリと笑みをつくって言う悪魔。


リヒトは悪魔を睨んで警戒する。

「何をですか?」


リヒトの返事が予想外だったのか、

驚き、目をパチクリさせる悪魔。


でも、それもほんの少しの間で、

人差し指を立てて、笑みをつくる。

「何って、お決まり事♪」


リヒトは悪魔の言葉を黙って聞く。