「だって、俺はお前に始末されるんだ。
それを言えるのは今なんだから、
聞くのは当たり前だろう。」
ジュピターから目を逸らして、
言い訳をし始めた。
「それは…そうじゃが…。
人が沢山いるではないか…?」
「はぁ。」とため息をつくと、
別の質問をするジュピター。
「じゃあ…まあ…。リリー。
やっかい事かもしれんが…
お前はどうするんだ?これから…。」
首を傾げて不思議そうにするリリー。
「これから…?」
「この件が終わって……
__お前は神界に戻るのか。
__ここに留まるのか。」
ジュピターはリリーを真剣な目で見る。
それは、彼が以前。
最高位の序列第一位の神だった頃の
顔に思えるリリー。
「それは…。」と口籠る…。