「全く…世話が掛かる夫ですこと…。

 早く肩の荷を下ろしてください。


 私がその分を背負わせていただきます。

 
 優秀な神が、

 私についてくれていますからね。」


と可愛らしく言う。


その言葉にジュピターは深く頷く。


そして…

「そうだな…。後は…任せた…。

 ……行け。…ユノ。」

ジュピターが優しい笑みを

見せて言う。


「……はい。…貴男。」

ユノはとても清々しい

お淑やかな笑みを浮かべて、

消えていった。


最後…ユノは……

消える前に一粒の涙を落とした…。