―精霊の祖の恋物語― 後編





「お前はッ。ユノッ。」

ジュピターは目を見張り固まっている。


「お久しぶりです。

 貴方がこんな外道に進むとは

 思いも致しませんでした。」

笑みを浮かべていたユノだったが…

一瞬にして冷たい目でジュピターを見る。


「悪魔に翻弄されるような神を

 最高位のそれも第一位にさせて

 しまった事に後悔を感じております。


 早く安らかにお眠りなさい。


 …リリー。貴方があれを始末しなさい。

 最高位序列第一位の神として命じます。」

ユノは強く言い張った。


「しかしの…お主の…。」

リリーがそう言い、止めようとするが…