そこにいたのは…ニッコリと笑みを浮かべた

ルミエールだった。


授業はいいのか?

と問い正したいところだが、

リヒト達はそこは突っ込まなかった……。



こうなったじゃねぇよと思いながら、

リヒトはルミエールのところへ足を進める。


そして、

皆に聞こえない位の声の大きさで、


「で…。何でこんなにややこしい。

 名前にしたんだよッ。

 そのせいで、

 俺とリリーが大変なんだが?姉貴ッ!」


「だって、面白そうだったから♪」


「俺は、全然面白くない。」


「まあまあ。でも大丈夫!私に任せてッ!!」


ルミエールはそう言ったが、

リヒトはかなり心配だ。


ルミエールは、リヒト達の前に出ると、

堂々と言った。



「リリーちゃんは私も認めてるし、

 お父様も認めてるから、

 手を出さない方が身のためですよ?

 
 女子生徒の皆さんも身を引きなさい。」


ねッ!と言うと、ニコッと微笑んだ。


クラスの皆や、教師も固まる。


その中で口を開くのは…


アウラだった。