「誰が行くかっ。 という事は…今までのは全て… お主か…。」 リリーは男を睨みながら言った。 口角を上げ、不気味な笑みを 浮かべると…。 「あぁ。そうだ。此処にいる生き物は 頭の回転が鈍くて助かった。 まあ、例外もいるが…。」 そう言ってリヒトの方を見た。 リリーはリヒトの前に立ちはだかる。 前に来たリリーにさっきから 気になっていることをリヒトは聞いた。 「こいつは、何者なんだ?」 リヒトの質問にリリーは顔を歪ませる。