そして、険しい顔を男に向けて

リリーは言う。

「そんな事を言っておるのではないわッ。

 あの時、確かにお前はこの我が

 滅ぼしたぞッ。ジュピターッ。」


不気味な笑みを変えずに浮かべながら言う

ジュピターという男。

「まさか…最高位、第三位の神様…

 リリーさんがこんな地にきて

 悪役として活躍しているとは…。

 
 …面白かったぞ?どうだッ?

 こっち側に来てみたりするかっ?」


弄ぶように言う男に対し、

リリーは強気に反抗的に言う。