リリーの言葉にさらに騒ぎ始めた…

……その瞬間ッ。


学園の外からドドドドッと大きな音と、

人の叫び声が聞こえてきた。


リリーとリヒトは目を見合わせる。


「来おったなッ…。」

「どうするリリーッ。」


「リヒトッ。

 お主はここにいておくれ…。」

そう言っていると…


ドッカーンッと

教室の窓側の壁が爆破した。


リリーは素早く反応し、火の壁を作る。

それでも少し爆風が廊下側まで押し寄せる。


爆撃の威力が強いのか「クッ…。」と、

リリーが苦しそうな声を上げる。


リリーを苦しませるほどの強い能力を

持つ奴が此処に来たのだろうか?