―精霊の祖の恋物語― 後編





リヒトはその言葉に激怒し、言い返そうと

するが…リリーに止められた。


「いいのじゃよ。我は…大丈夫じゃ。」


「大丈夫じゃないだろっ!?」


「いいんじゃ…。お主らにいう事がある。

 時期にこの世界はなくなるぞ?」


リリーの言葉を聞いていた人は

混乱に陥り、騒ぎ出した。


「それでじゃ。それを止めるために、

 我はここにいる。


 それを邪魔するものは容赦なく

 我は反撃する。

 止められるのは我じゃ。


 じゃから、余計な真似はするな、

 この世界を無くしたくないのなら…の。」

リリーは大きい声でそう言い放った。