※この学校は、不良校でもないですし…

 かなり、

 優秀な人達が集まった学園です。


なのに…何故ッ!?


「はい。ここまでです。」


リヒトとリリーはゆっくりと振り返る。


「もういい加減いいだろ。

 ただ、父さん達が気に入ったから、

 勝手に仕組んだんだよ。」


「仕組んだ?

 シュテルネンという名前を?

 親戚なんですか?

 でも、

 そんな事聞いた覚えがありませんが…

 …私が知らなかっただけですか?」


「そういう事でもいい。

 いや、そう理解しといてくれ。


 あんまり、深読みはされたくない話

 だからな。」


何て言っていると…


ドアが、バーンと開かれる。

皆の視線が集まる中、入ってきたのは…


「姉きッじゃない…姉さんッ!?」


「フフッ。

 やっぱり、こうなったわね♪」