リヒトは急いで止めた。
「何を言ってるんだ。リリー。
なんで…そんな自分を…。」
「我にはリヒトがいるから大丈夫じゃ。」
ニコッと笑みを浮かべて言った。
「そんな事を聞いてるんじゃないッ。
なんで自分の事をそんなに傷つけよう
とするんだよッ!?」
「我は…いいんじゃ。」
そうリヒトとリリーが言い合ってる間。
リリーに対して皆の罵声が飛び交う。
一方…アウラとカルロは驚いて
目を見開いて固まっている。
今…リリーは、強力な炎を纏い、
火の属性を操る精霊の姿に
なっているから。
強大な精霊力を纏っているのだから、
精霊の祖というリリーの言葉に、
嘘だと思う人は誰もいないだろう。

