急に様子の変わったリリーにアウラは戸惑う。
「リリーさん…?」
リリーは黙り込んだが…暫くすると口を開く。
精霊の祖としての声で…。
「お主らに忠告をせねばならん。
これを聞いた者は、
絶対に馬鹿な真似はするな。
我の名はゴールド・マリー・ホワイト・
ガーベラ・ダウニー・リリーという。」
そう言うと、教室中がざわざわし始める。
そんな中でリリーは話を続ける。
「お主らは聞いたことがあるじゃろう。
能力者であるお主らは知っておる
じゃろうが、我は現在。
呪われた最悪の精霊とも言われておる。
そんな我の話を信じる者がいるかは
知らんが、一応話して置く。」
そうリリーが言うと…
皆は一斉にリリーから離れていく。

