「そういえばさ、リリー。」
「何ですか?」
リリーは、首を傾けて、
不思議そうに聞いてきた。
「暴れる精霊が減ったよな?」
リヒトがそう言うと…リリーは顔を暗くした。
「……そうですね。」
「言って、まずかったか…?」
「いえ、大丈夫です。」
リリーは首を横に振った。
「じゃあ、続きを話すが…。」
「リヒト君の言いたいことは分かります。
不穏な嫌な感じですね。
もう、近いと思います。
時間は殆ど残されていないでしょう。」
深刻な顔をしながら、リリーは言った。
そんな感じで、
真剣に話し合いをしていると…。