「リヒトさん。リリー。
 
 …悪魔たちが来るまで、

 もう時間がないと思います。

 
 それまでにこの先の事を考えつつ、

 この世界を救いたいというなら、

 私達、神界の神達も力を貸しましょう。

 
 …どういたしますか?」


「…リリー。」

「…リヒト君。」

2人は顔を見合わせると

出だしを揃えて言った。

「私はこの世界を救うべきだと思います!!」
「俺はこの世界を救います。」


その二人の声を聞くと、安心したような

笑みを見せるユノ。

「分かりました。

 協力させていただきます。

 では、私はその準備のため、

 一度帰らせていただきますね。」

そう言うと、

来た時と同じように眩しく光りだす。


2人が目を開いた時には

ユノの姿はなかった。