「すみません…でした…。」

リリーは静かに頭を下げる。


「ちゃんとしなさい。

 そうしなければ、貴方を神界に

 戻します。


 そして、また神について私の傍で

 教育を受けていただくことに

 なりますよ。」

冷淡な様子でユノは言い放つ。


それにはリリーは体を震わせて…

「それは…嫌ですッ。

 私は、ここに残りますッ。

 しっかりと役目を果たします。

 だから、今は絶対に神界へ戻る気は

 ありません。」


「それでいいのです。

 そう言っているのなら大丈夫でしょう。

 ……リヒトさん。」


「はい。」

リヒトが返事をすると…ユノが話し出す。