「世界が…なくなる…?」

リヒトがそうボソッと呟くと…。


リリーはハッとなってリヒトを見て、

リヒトの両手を自分の両手で包み込む。


「リヒト君。大丈夫ですか?」


リリーの声に気づいたリヒトは

リリーの方を向いた。


「ッ…あぁ。…それで…この世界が…

 危険…な状態にあるという事ですか?」

ユノの方を向いてそう聞くリヒト。


リヒトの質問に静かに答えるユノ。

「…そうですね。

 …リヒトさんの言う通りです。

 この世界は後に大変なことになるでしょう。

 
 この世界にある奴らがやってきます。

 私達、神にとっては厄介者というべき

 でしょうか…。













 ……悪魔です。」