「認めた…印?」
リヒトがそう呟くと…。
「はい。私のような最高位の神が、
その下につく神の守護者。
相手を認めたんです。
リヒトさんの事を私は認めました。
なので、称印をお渡しします。」
ニッコリとお淑やかな笑みを浮かべて言った。
「…そうなんですか。
守護者というのは、あの…。」
リヒトは、一つ疑問が浮かんで聞こうと
するが…
言い難い質問なので言葉が濁る。
ユノはリヒトの様子に笑みを
浮かべながら、リヒトが言おうと
していた質問の答えを言う。
「あっ…そうですね。
リヒトさんが、それほどリリーを
思ってくれてうれしいです。
守護者となった者は…
その神と永遠を共にしますね。
それを聞き、嫌だとおっしゃる者達が
多いのですが…まさか、
リヒトさんから聞いて来ようと
するとは…不思議な方ですね。」

