―精霊の祖の恋物語― 後編





「そうでしたね。

 名乗り忘れておりました。

 私は、神界で

 最高位のお仕事をしております。

 ヘラまたはユノと申します。」

ユノはリヒトの方を向いて、

自己紹介をする。


「という事は…。」


「そうですね。

 神と言われている者です。

 私の自己紹介も済んだことですし…。

 先程の質問についてお答えします。」


「お願いします。」


そう言い終わると、リヒトは頭を下げる。


「先ずは…守護者の説明からさせて

 いただきますね。」


はい。とルトは頷いた。