―精霊の祖の恋物語― 後編





「リリー。

 貴女はやっと守護者を見つけたのですね。

 安心いたしました。

 やっと、リヒトさんをリリーに

 合わせる事…叶いました。」

そう言いながら、美女は

リヒト達の前まで近づいてきた。


「「えっ??」」

美女の発言に2人共、

息ピッタリに声を発した。


それに、美女は、ふふふっ。と

微笑ましく笑う。


微笑み終えると

ニッコリと笑みを浮かべて、

リヒトを見る。


「リヒトさんリリーの相手になって頂いて、

 感謝します。」


「あの…守護者とは?それに叶ったって?

 …貴方のお名前は?」