リヒトと、リリー。

そして、カルロとクラスメイト全員は、

アウラのまさかの質問に唖然としていた。


「どうしたんですか?

 リリーさんと言ったのが拙かったですか?」


リリーは横に頭を振る。


「それは、安心しました。

 それで…先程の質問の答えは?」


リリーは、リヒトの方を向くと…


リヒトは「はぁ。」と息を吐いて、頷いた。


そのため、リリーは口を開く。


「え…えっと。

 リヒト君の好きな所ですか?」


「そうです。」


「そうですね…。優しいところです。

 あと…相手の内面を見てくれる

 ところもです。

 リヒト君とお話するのが楽しいんです。」


最後に、ニッコリと笑みを浮かべるリリーに

周りの男子の反応は…。


ヤべー。シュテルネンさん。マジヤべー。


と、顔を赤くしていた。