リヒトとリリーは競技場に着き、

競技場の中に入ると…。


「リリーちゃんッ!」と、

始めに声を掛けて来たのはアウラである。


「もう大丈夫なのかッ!?リリーさんッ!」

カルロも心配していたようで、

アウラの次にやってきた。


他の生徒たちもジロジロ見ている。


「…はい。ご心配、お掛けしました。

 もう…大丈夫です。」

ニッコリと笑みを浮かべて言うリリー。


その顔を見て、アウラとカルロは

安心したらしい。

そんな会話をしていると…担任の教師が来る。