―精霊の祖の恋物語― 後編





「あら、ごめんなさい。

 転校生ちゃんだものね!

 知らないのは当然ね。私は保険の先生よ。

 そしてここは保健室。どう?

 体調の方は?」


「大丈夫です。」

保険の先生の方に目を向けて、

コクンと頷いた。


「貴方が、シュテルネン君の彼女ね。

 可愛い系が好きだったのね♪

 シュテルネン君は。」

手を頬に添えて、「いいわね~。」と言う。


少し、頬を赤くするリヒト。

「うるさい。」というと、そっぽを向いた。


腰に片手を置いて、

もう片方は人差し指を立てて注意する。

怒ったらしい…?

「先生に対してなんていう口の聞き方!

 直さないと、だ・め・だ・ぞ♪」

最後はウインク……。