保健室に着き、「失礼します。」と言い、

ドアを開けると…

白衣を着た保健の先生がいた。

「あら、どうしたの?シュテルネン君が

 来るなんて珍しいわね。」

と言っていると…

リリーの存在に気づいたらしく、

ニッコリしながら言う。

「なるほどね。

 彼女さんをお姫様抱っこね~。

 私、邪魔だったかしら。」

手を頬に添えて、ニコニコと言う。


そんな、姿を呆れた様子で見るリヒト。

「何を考えてるんですか…。」


「えー。シュテルネン君。

 リリーさんが転校してきた初日に

 彼女宣言したんでしょう?

 キャー。やるぅ。シュテルネン君♪」

両手をパタパタさせて、

意味不明な行動をする。